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ETF(上場投資信託)

ETFのデメリットとは?知っておきたいETFの全知識

ひとえに投資信託といっても、その中には「上場投資信託(ETF)」と呼ばれる投資があることをご存知でしょうか?

ある程度まとまった資金がある人は、投資信託に投資するよりも、上場投資信託に投資した方がメリットがあるのです。

今回は、そんな上場投資信託について、基本から解説します。

(最終更新日:2022年7月29日)

上場投資信託の基本を理解しよう!


上場投資信託とは

上場投資信託は「ETF」とも呼ばれ、「Echange Traded Fund」の頭文字をとったものです。

これに似たものにETNというものがありますが、こちらは上場投資証券と言われるもので、ETFとはまた違った商品です。

上場投資信託とは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標(インデックス)に連動することを目指す投資信託です。

ETFの代表的な商品として、TOPIX(東証株価数)に連動するETFがあります。

これは、TOPIXと同じ値動きをするように運用されるETFで、このETFに投資することで、東証一部に上場するすべての株式に分散投資をしたのと同じ投資成果を上げることができます。

上場投資信託のメリット

信託報酬が安い

ETFのメリットは、何と言ってもそのコストの安さでしょう。

ETFでは販売会社に支払う費用がないため、信託報酬が通常の投資信託と比べて安くなっています。

具体的には、TOPIXに連動するETFで、信託報酬が「0.141%」のものもあります。

指値ができる

ETFでは希望の価格で注文を出し、取引が注文すればその価格で購入することができます。

通常の投資信託では、ブラインド方式といって、取引が成立しないと基準価額が判明しませんから、相場の状況次第では想定と違った基準価額で投資信託を購入する可能性もあります。

一方、ETFは株と同じようにリアルタイムで取引できますから、好きな時にいつでも取引できるメリットがあります。

信用取引ができる

ETFは信用取引にも対応していますので、これから価格が暴落しそうな時にも、空売りを使って利益を上げることができます。

投資信託と違って、価格が下落する場面でも儲けることができますから、投資の選択肢が広がります。

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上場投資信託のデメリット

まとまったお金が必要

ETFは、ほとんどの銘柄が10万円前後から購入可能となっているため、ある程度まとまった資金がないと投資を始められないデメリットがあります。

これに対して、投資信託の中には500円から投資できるものがありますので、投資の手軽さという意味では、投資信託の方に軍配が上がります。

分配金が再投資できない

ETFで分配金が出ても、それを自動的に再投資に回す仕組みがありません。

もしも再投資をしたい場合には、自身で分配金を使ってETFを買い増す必要があります。

金額を指定して取引ができない

投資信託は金額を指定して取引ができますが、ETFではそれができません。

ETFはあくまで口数単位での注文しか受け付けていないのです。

そのため、投資資金に端数が出てしまい、例えばNISAで枠いっぱいに使いたい場合には、向いてないかもしれません。

銘柄数が少ない

日本国内で設定されている投資信託の数は、今や5,000種類以上となっています。

一方、ETFの数は、まだ数えるぐらいしかありません。

つまり、投資の選択肢がまだそれほど多くはないということです。

ETFのメリット・デメリットのまとめ

今回はETFについて見てきました。

ETFというのはとにかくコストが安いので、ある程度資金がある人は、ETFで運用するといいと思います。

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