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優先出資証券の基本を徹底解説!投資を検討しているあなたへ

優先出資証券という言葉を聞きなれない人も多いでしょう。実は、優先証券というのはリスクが少なくて利回りが良かったりするのです。

今回はそんな優先出資証券についてご紹介したいと思います。

(最終更新日:2022年6月24日)

優先出資証券は社債の一種

優先出資証券というのは、実は社債の一種なのです。ですので、まずは社債について簡単に振り返りながら説明したいと思います。

社債とは

社債は、企業が発行する債券です。企業は設備投資などの事業資金を調達するために社債を発行し、投資家から資金を募ります。

そして、期間中に利息を支払い、満期時には額面金額を支払うことになります。つまり、社債とは企業の借金といえます。

転換社債

転換社債というのは、株式に交換することができる社債です。

一度転換したら社債に戻すことはできませんが、株価が上がった時に株式に転換することで、株の値上がり益を狙うことができます。

株式に交換しなければ、通常の社債と同様に利息収入と、満期時には額面金額を受け取ることができます。

ワラント債

ワラント債というのは、新株予約権付社債とも呼ばれるものです。

新株予約権とは、あらかじめ決められた株価で株を購入できる権利のことをいいます。つまり、ワラント債を持っていれば、いつでも一定の株価で株式を購入できるのです。

このワラント債の場合には、株式を購入する際に別途資金が必要になってきます。転換社債では追加の資金は不要です。

劣後債

劣後債というのは、劣後特約付社債を略したものです。

発行企業が万が一倒産した場合、債務の返済順位が優先債務等に比べて後回しになる債券です。

つまり、倒産した企業にそれ以上資産がない場合には、返済されないリスクあるのです。

そのため、劣後債は通常の債券と比べて利回りが高くなっています。

優先出資証券とは

ここからはいよいよ優先出資証券について解説していきます。優先出資証券というのは社債の一種でしたよね。

優先出資証券とは

優先出資証券は、協同組織金融機関や特別目的会社(SPC)が自己資本の充実を図るために発行する証券のことをいいます。出資証券は株式会社でいうところの株式にあたります。

性質としては、普通株と債券の中間の性質を持っているイメージです。

仕組みとしては、優先株式と同じような理解でいいでしょう。

議決権がない代わりに優先的に配当を受ける権利が付与されています。また、協同組織金融機関が破綻した場合には、一般の出資者に「優先」して分配がされます。

協同組織金融機関には、農業協同組合(JA)、漁業協同組合、信用金庫、信用協同組合、農林中央金庫などがあります。

なお、優先出資証券は、劣後債などと並んでハイブリッド証券とも呼ばれています。

ハイブリッド証券というのは、資本と負債の両方の性質を持つ証券です。普通社債よりもリスクが大きい一方、比較的利回りが高い傾向があります。

なお、日本国内で優先出資証券の発行がそこまで多くありませんので、実質的には海外で発行された証券に投資することになるでしょう。

特定目的会社とは

優先出資証券は、特別目的会社(SPC)も発行できます。

SPCとは、ある特定の事業を営むことを目的とした会社のことです。

具体的には、金融機関や事業会社などが資産をより積極的に運用するための資金調達をするために設立された会社です。

今年、ソフトバンクの子会社が優先出資証券を発行して話題になりました。

優先出資証券の償還方法

優先出資証券は償還期限を設けていないことが多いようです。償還期限がないので、繰り上げ償還条項に基づいて、発行体がいつでも繰り上げ償還可能となっています。そのため、優先出資証券は利息が高く設定されています。

優先出資証券の利回り

優先出資証券は、普通社債よりもリスクが大きいため、相対的に高い利回りが期待できます。

優先出資証券のリスク

優先出資証券は、市場での価格変動リスクや流動性リスク、そして信用リスクが存在します。

しかし、優先出資証券の市場での値動きはある程度一定に保たれる傾向がありますし、発行体はJAなどの協同組織金融機関が中心ですから、信用リスクも低いと思われます。

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優先出資証券のまとめ

ここまで、優先出資証券について解説してきました。

あまり聞きなれない投資先ですが、しっかりと内容を押さえて、投資に生かしてみてください。

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