FXのスイングトレードは結局どうなの?FX手法から基本を解説
あなたはFXに興味がありませんか??FXに興味がある人の中には、FXは「危険」というイメージを持っている人も多くいると思います。
そこで今回は、FXの基本やメリット、デメリットについてまとめてみました。
(最終更新日:2022年8月11日)
FXの基本
FXというのは、「ForeignExchange」の略で「外国為替証拠金取引」のことをいいます。難しく聞こえますが、こちらで解説していきたいと思います。
外国為替取引とは
外国為替取引というのは、通貨を交換する行為のことをいいます。つまり、2つの通貨を交換する取引のことです。
海外で買い物をするときには、日本円を出しても買い物ができませんよね??海外では、現地の通貨を持っていないと取引ができないのです。このとき、円と現地の通貨を交換する必要がありますが、このときに外国為替取引が行われます。
この通貨の交換の際、2つの通貨の交換比率が存在します。この交換比率のことを為替レートといい、よくニュースで「1ドル=100円」と取り上げられていますよね。世界中には様々な通貨がり、それぞれが色々な通貨と取引され、そこに為替レートが形成されていきます。
外国為替保証金取引とは
FXとは「外国為替証拠金取引」のことで、デリバティブ取引のことを指します。
FXの仕組みは、為替レートを利用して2つの通貨の売買から利益を上げることです。また、事前に証拠金をFX会社に預け入れ、それを担保にして証拠金の何倍もの取引をすることが可能です。
FXの利益のあげ方には、大きく分けて為替差益とスワップポイントの2種類があります。
為替差益
為替差益というのは、為替レートの変化のよって利益を得ることをいいます。例えば、1ドル=90円の時に1ドル買って、1ドル=100円の時に円に戻せば、差額の10円を設けることができます。
FXの利益というと、多くの人がこの為替差益をイメージするでしょう。この為替差益を利用することで、短期間で大きく設けることが期待できますが、自分の予想が外れた場合には、一瞬で多額の損失を被ることもあります。
スワップポイント
スワップポイントというのは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買った際に、その金利差を毎日受け取れることをいいます。逆に高金利の通貨から低金利の通貨を買った場合には、今度は金利差を支払う必要があります。
例えば、スワップポイントとして以下のケースを考えてみます。
■ドル:1ドル=108円で100ドル購入
■アメリカの政策金利:1.1%
■日本の政策金利:0.1%
この場合、スワップポイントの計算式は以下のようになります。
■1年間保有した場合:108円×100通貨×(米国1.1%-日本0.1%)=108円
■1日あたり:108円/365=0.3円
このように、スワップポイントでは、その通貨を保有している日数分もらえることになっています。満期にならないと金利がもらえない外貨預金と違い、毎日スワップポイントがもらえるFXはかなり魅力的でしょう。
レバレッジとは
FXでは、事前に預け入れた証拠金の何倍もの金額を取引することができるレバレッジが使えます。このレバレッジは最大25倍まで設定できますので、普通に投資するよりも大きな利益を狙うことができます。また、損失が出た場合には、その損失が拡大する危険性も高まります。
FXで取引できる通貨
FXで取引できる通貨について見ていきましょう。かなりの種類の通貨が取引できます。
通貨ペア
まずはFXの用語解説です。通貨ペアというのは、売買する2国の通貨の組み合わせのことをいいます。FXでは「日本円/米ドル」のようにスラッシュで区切って通貨ペアを表します。左側が「基軸通貨」で、支払う通貨のことを指し、右側を「決済通貨」と呼び、購入する通貨をいいます。
種類
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、スイスフラン、トルコリラ、南アフリカランドなど、聞き覚えのない通貨も含め、まだまだたくさんの通貨が扱われています。
ちなみに、日本円を介さないクロスカレンシー取引の場合には、さらに多くの通貨が投資可能です。いくつの通貨ペアに投資できるかは、FX会社によって異なりますので、確認する必要があります。
FXのメリット
こちらでは、FXのメリットをまとめてみました。メリットがたくさんありますね!
小額から始められる
FXの魅力は、少額からでも投資が始められることでしょう。仮に1万円の自己資金でも、レバレッジを使うことで、10万円、25万円と取引することができます。
スワップポイントがもらえる
外国通貨を保有しているだけで、スワップポイントがもらえることも魅力的です。為替が有利になるまではその通貨を保有してスワップポイントをもらって、為替が有利になったら売却して為替差益を狙うこともできます。
24時間取引ができる
外国為替取引は世界中で行われているため、FX市場は24時間開いています。そのため、昼間仕事があるサラリーマンでも、会社から帰宅した後に副業として取引ができます。
いつでも現金に換えられる
外貨預金は原則中途解約が認められませんが、FXではいつでも決済して現金化することが可能です。外貨預金の場合には、銀行の窓口がやっている平日の昼間しか解約申し込みができないでしょう。
外貨預金と比べて手数料が安い
FXでは、外貨預金と比べて圧倒的に取引コストが安くなります。取引コストが高いと、それだけで投資の利回りが下がってしまいます。
円高・円安の両方で利益が狙える
FXの取引は、たとえ外貨を保有していなくても、外貨を売ることから取引が始められます。つまり、円安・円高どちらの局面でも利益を狙うことができるのです。
FXのデメリット
FXにはデメリットもあります。FXには様々なリスクがあるのです。
為替変動によるリスク
FXでは、為替レートの変動によって得したり損したりするリスクがあります。為替というのは政治・経済情勢や、様々な要因によって常に変動しています。時にはレートが一気に変動することもありますので、レバレッジを効かせている場合には、損失が一気に出る可能性もあります。
レバレッジによるリスク
レバレッジをかけてFXをすれば、少ない元手で大きな利益を狙うことができます。しかし、逆にいうと損失も大きくなります。レバレッジが10倍だとすると、利益は10倍になりますが、損失も10倍になるのです。
レバレッジをかけすぎると、市場が乱高下した際に、ロスカットで一気に損失が確定することもありますので、注意が必要です。ちなみに、ロスカットというのは、証拠金に対する含み損の割合がある一定水準を超えると、強制的に通貨が決済される仕組みのことをいいます。
FXを始める手順
ここからは、FXを始める手順について解説します。
FX会社にて、口座を開設
FXを始めるには、まずはFX会社で口座開設の申し込みをします。そして、FX会社の審査が通れば、晴れて口座が開設されます。ちなみに、口座を開設するには、年齢が20歳以上なのが条件です。
付与されたIDとパスワードでログイン
郵送にてホームページにログインするIDとパスワードが知らされますので、それでログインします。
自分の口座へ証拠金を入金
最後に、自分の口座に証拠金を入金して、これで取引ができる状態になりました。
FXの取引時に知っておきたいこと
最後に、FXの取引を始める際に知っておきたいことについてまとめました。ご参考にしていただければ幸いです。
マージンコール
マージンコールというのは、証拠金に一定の損失が発生した場合、それをFX会社が顧客に対して知らせることをいいます。つまり、事前警告です。
マージンコールが発生したら、決められた期日までに追加で入金して証拠金を増やすか、取引を一部決済して損失を減らす必要があります。
ロスカット
ロスカットは、マージンコールが発せられているにもかかわらず、何もアクションをおこさず損失が拡大した場合、顧客の意思に関わらず強制的に反対決済されることをいいます。ロスカットされると、厳密にはまだ損失が確定していない場合にも決済されてしまいますので、逆に損失が拡大する可能性もあります。
FXのまとめ
ここまで、FXの基本中の基本ついて解説してきました。
この記事を読んで少しでもFXに興味を持った方がいましたら、FXの勉強をさらに深めていただければと思います。