評価が割れるターゲットイヤーファンドのメリットとデメリットを比較
ターゲットイヤーファンドって?
ターゲットイヤーファンドとは、安定運用を開始する年(ターゲットイヤー)をあらかじめ決めておき、ターゲットイヤーに向けてリスクを調整しながら運用するファンドのことをいいます。
投資後、最初のうちはリスクをとって積極的に運用を行い、ターゲットイヤーが近づくにつれて徐々にリスクを減らしていきます。資産配分の調整はファンド側で行ってくれますので、手間をかけることなく投資を行うことができます。
なお、サラリーマンなら、退職時をターゲットイヤーと決めて運用するのが普通です。
ターゲットイヤーファンドのメリット
ターゲットファンドに投資するメリットは、自身のライフスタイルに合わせて効率的に資産運用できる点です。
リスクが取れる若いうちは積極的にリターンを狙い、年齢が上がるにつれてリスクを抑えた手堅い運用に切り替えていきます。
ターゲットイヤーファンドを運用することで、年齢に応じた理想的な投資スタイルを実現できるのです。
また、ファンド側で資産配分の調整を行ってくれますので、投資家側でリバランスを行う手間はかかりません。
ターゲットイヤーファンドのデメリット
ターゲットイヤーファンドのデメリットが、その信託報酬の高さです。中には手数料が1%を超えるものもありますので、注意が必要です。
長期投資をする上で、信託報酬はなるべく抑えたいところですので、信託報酬の高さは大きなデメリットです。
正直言うと、各ターゲットイヤーファンドの資産配分は公表されていますので、自身でその資産配分を真似して投資した方が手数料的に得といえます。