株式投資の超基本について簡単にまとめました
「投資といったら株式投資」というぐらい、株式投資は身近な投資ですよね。
しかし、意外と多くの人が株式投資の勉強をせずに投資を始めてしまっているのも、また事実。やはり基礎知識を持つことは非常に大切です。
この記事では、株式投資の基本について解説していきたいと思います。
(最終更新日:2022年6月21日)
株式投資の基礎知識
まずは株式投資の基礎知識から解説していきます。基本は絶対に押さえておきましょう!
投資は自己責任
投資の大原則として、すべての投資は「自己責任」であるということが挙げられます。
誰かの話を鵜呑みにして投資を始め、その結果損失を出したとしても、最後に投資すると決めたのはあなたです。
他人のせいにしても、お金が戻ってくることはありません。
投資は自己責任だからこそ、きちんと投資の基礎知識を学び、自分で投資の良し悪しを判断する力が必要とされます。
株式投資とは?
そもそも株式投資とは、企業の発行した株を購入することです。
株を購入することで、その会社の所有者の一人になり、企業があげた利益を配当金で受け取ることができます。
また、企業が利益を上げ成長すると株価が上昇しますので、最初に買った株を高値で売却することで売却益を得ることもできます。
株の取引時間
株が取引できるのは、証券取引所が開いている時間です。具体的には、平日で、午前中は9時から11時まで、午後は12時半から15時までです。
そのため、本業のあるサラリーマンにとっては、株式投資は難しいでしょう。
ちなみに、ネット証券では取引時間外でも注文を出すことが可能です。ただし、注文を出しても、実際に取引が成立するのは取引時間中です。
また、証券会社独自の私設取引システムである「PTS取引」なら、証券取引所の取引時間外でも取引することが可能です。取引時間は、証券会社によって決められています。
株の取引単位
株には単元というものが設けられており、最小取引単位が決められています。
1株から購入できる株もあれば、100株、1,000株単位でしか購入できない株もあります。
例えば1株100円の株があったとして、単元が100株の場合には、100円×100株で10,000円から取引可能ということです。100円で1株だけ購入することはできません。
株式投資の利益の上げ方
株式投資では、3つの利益を得ることができます。自分がどの利益を重視で投資を行うのか、決めておきましょう。
売買益
株式投資の利益の一つとして、株式を売買することによる売買益があります。
株価が安い時に株を購入し、株価が上昇したタイミングで株を売却すれば、値上がりによる利益を得ることができます。
反対に、株価が高い時に株を売り、安値で買い戻す空売りという手法を使えば、下落局面でも利益を上げることができます。
これが最もオーソドックスな株式投資の利益の上げ方でしょう。
配当金
配当金とは、会社があげた利益のうちの一部を、株主へ分配したものです。これも株式投資の大事な利益の一つといえます。
配当金の金額は企業やその時々によって異なります。配当金を出さない企業もありますので、株を購入する前によく調べるようにしましょう。
株主優待
株主優待とは、企業から株主に対してお礼の品がもらえるサービスのことをいいます。株主優待の内容としては、商品券や自社商品、割引券など、企業によって様々な商品があります。
株主優待目当てで株式投資を始める人も多くいるのではないでしょうか?
ただし、株主優待だけで銘柄を選んでしまうと、株価が値下がりして損失が出ることもあります。しっかりと業績や財務状況についても確認しましょう。
株式投資の始め方
口座を開設する
株式投資を始めるには、まず口座を開設する必要があります。
まずは証券会社にて、口座を開設しましょう。口座を開設するなら、手数料が安く、手軽に取引できるネット証券がオススメです。
その際、手数料体系が証券会社によって異なりますので、複数の証券会社を比較するといいでしょう。
どの証券会社にすればいいか悩んだら、とりあえず全ての会社で開設しておくのがオススメです。口座開設はほとんどが無料です。
購入銘柄を決める
口座を開設したら、次に自分が購入したい銘柄を決めましょう。
証券会社のホームページで購入したい銘柄の情報を検索すると、株価などの必要な情報が出てきます。
注意したいのが単元です。一見、株価が安く思えても、いざ購入するとなると購入資金が高額になることもあります。
口座に入金する
購入したい銘柄が決まったら、購入に必要な金額を口座に入金します。
この際、ATMなどで入金すると振込手数料が高く取られますから、手数料の安いネット銀行から振り込むのがいいでしょう。
注文をする
口座にお金を入金したら、次に購入注文を出します。
株の注文方法には指値注文と成行注文の2種類があります。価格を重視したいなら指値注文、価格よりも取引スピードを重視したいのなら成行注文を出します。
①指値注文(さしねちゅうもん)
指値注文とは、価格を指定して注文を出す方法です。
指値注文のポイントは、買い注文なら指値以下の株価で、売り注文であれば指値以上の株価にならないと取引が成立しないことです。
自分の希望する金額で取引できる指値注文ですが、後述する成行注文と比べて、なかなか取引が成立しないデメリットがあります。
売買タイミングを逃してしまう恐れがあるのです。
②成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文は、価格を指定しないで注文を出す方法です。
買い注文を出すと、その時一番安い価格をつけている注文が成立します。売り注文の場合には、その時一番高い価格で買い注文を出している注文が成立します。
成行注文は、注文を出せばすぐに取引が成立するメリットがありますが、反対に予想外の株価で取引が成立するデメリットもあります。
取引の成立
注文が成立すると、取引が行われます。
買い注文の場合には口座の残高が減って株が増えます。売り注文の場合には、口座にお金が入金され、株が減ります。
株式投資のまとめ
今回は、株式投資の基本について解説してきました。
株式投資はここで挙げた以外にも様々なポイントがありますので、ぜひ自分で株式投資について勉強してみてください。
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