インデックスファンドの利回りの平均はどれぐらい?【2022年最新情報】
投資商品の種類は、「株式投資」「債券投資」「不動産投資」などたくさんありますが、その中でも投資初心者が取り組みやすい投資として「投資信託」があります。
そして、その投資信託の中でも、インデックスファンドはリスクやリターンをトータル的に見て非常におすすめできる投資です。
この記事では、インデックスファンドへの投資がなぜおすすめできるのか、その魅力を解説します。
- 投資信託の種類
- インデックスファンドがおすすめできる理由
- インデックスファンドへの投資の始め方
(最終更新日:2022年3月5日)
投資信託の種類を知ろう!
ひとえに投資信託(ファンド)といっても、その種類はいくつかに分けられます。
まずはインデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンドについて解説していきます。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
- バランスファンド
インデックスファンド
インデックスファンドは、TOPIXや日経平均株価などの指数(インデックス)と連動するように運用される投資信託のことを言います。
指数が採用している銘柄とほぼ同じ銘柄に投資することで、常に市場全体の値動きと同じ成果を上げられるように運用されています。
市場全体の値動きと連動するため、短期間で数倍になることはありませんが、長期的に堅実に価格が上がっていく特徴があります。
長期運用するなら、インデックスファンドがおすすめです。
アクティブファンド
アクティブファンドとは、市場全体の値動きを常に上回るように運用されるファンドです。
圧倒的な利益を上げるため、様々な銘柄を調査したり、頻繁に売買を繰り返すため、購入手数料や信託報酬などのランニングコストがインデックスファンドよりも高くなります。
それでは、アクティブファンドの方がインデックスファンドよりも儲かるかというと、そうではありません。
短期的に見ると、アクティブファンドの方が儲かることはありますが、長期で見ると、ほぼ全てのアクティブファンドがインデックスファンドよりも低いリターンしか上がられないのです。
バランスファンド
バランスファンドは、複数の資産にバランスよく投資するファンドです。
個別の銘柄の分散だけでなく、株や債券などの資産クラスで分散投資を行なっているため、ファンドの価格がより安定します。
また、バランスファンドは、定期的に投資資産の割合を調整(リバランス)しますので、個人で定期的にリバランスをする手間がかかりません。
つまり、バランス型ファンド一つに投資するだけで、十分事足りるのです。
インデックスファンドがおすすめできる理由
インデックスファンドへの投資には、様々なメリットがあります。
- コストが安い
- 長期投資で有利
- 分散投資できる
- 値動きや投資対象が分かりやすい
コストが安い
インデックスファンドの一番の魅力は、その運用コストの安さです。
特に同じ投資信託であるアクティブファンドと比べると、インデックスファンドの手数料は相当割安です。
低いもので0.5%を切るものもありますので、信託報酬の安さは、圧倒的なアドバンテージです。
運用期間が長くなるほど信託報酬の影響は大きくなりますから、信託報酬の安いインデックスファンドを選ぶことは、長期投資する上で不可欠といえます。
長期投資で有利
経済は、短期的には上げ下げを繰り返しますが、長期的に見ると右肩上がりで成長を続けます。
この経済の大きな流れを捉えて投資するのが「長期投資」です。
インデックスファンドは、市場全体に分散投資し、経済の成長に合わせて資産を増やしていくスタイルですので、長期投資との相性は抜群です。
なお、短期的に見ると、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が利益を上げることがありますが、市場の値動きよりも常に高いリターンを上げ続けることは困難です。
つまり、投資期間が長くなるほど、勝ち続けるアクティブファンドの数は減っていき、インデックファンドの方が勝率は上がるのです。
分散投資できる
インデックスファンドは、市場全体に分散して投資を行いますから、リスクを抑えることができます。
仮に自身で分散投資をしようと思ったら、大量の銘柄を購入する必要がありますので、資金がいくらあっても足りません。
その点、インデックスファンドなら500円程度から手軽に分散投資できます。
値動きや投資対象が分かりやすい
インデックスファンドは、TOPIXや日経平均株価などの値動きと連動するわけですから、インデックスファンドの値動きを把握したいと思ったら、TOPIXや日経平均株価を確認すれば一目瞭然です。
また、投資先もTOPIXや日経平均株価が採用している銘柄に限定されますので、投資先も明らかです。
インデックスファンドへの投資の始め方
- まずは指標(インデックス)を選ぶ
- どのファンドに投資するか決める
- 証券会社でファンドを購入する
まずは指標(インデックス)を選ぶ
インデックスファンド選びで最も大切なのが、どの指標と連動するファンドを選ぶかです。
例えば、日本株式に投資したいと思ったら、TOPIXや日経平均株価などの指標を選ぶ必要があります。
投資初心者の場合には、日本株式は「TOPIX」、外国債券なら「シティ世界国債インデックス」、外国株式なら「MSCI コクサイ・インデックス」 を選べば間違いないでしょう。
どのファンドにするか決める
指標を決めたら、次にファンドを選びます。
ファンド選びのポイントとしては、購入手数料、信託報酬などのコストが安いものを優先させることです。
投資信託は長期投資が基本となりますので、運用コストの安さは必須条件です。
購入手数料が無料のノーロード型を選び、信託報酬は0.5%前後のものを選びたいところです。
また、過去の運用成績を見ることも大切で、設定されて間もないファンドや、純資産残高が極端に少ないファンドは除外し、安定して純資産残高が増えているファンドを選ぶようにしましょう。
証券会社でファンドを購入する
希望のファンドが決まったら、最後に証券会社に注文を入れます。
その際、まとめて購入するのもいいですが、積立投資を利用して複数回に分けて購入することで、毎月少額から投資を始めることができますし、平均購入単価を引き下げることができます。
投資を始めて間もない方は、積立投資がおすすめです。
インデックスファンドのまとめ
インデックスファンドを利用すれば、投資初心者でも手軽に投資を始めることができます。
あなたも是非、インデックスファンドに挑戦してみてください!