FXでレバレッジのかけすぎは借金のリスクと失敗の可能性大!
FXはレバレッジを使うことで他の投資よりも高いリターンを狙えますが、リスクが非常に高いです。
FXで失敗する人は後を絶ちませんし、数百万円の借金を作ってしまい、路頭に迷ってしまう人もいます。
FXを始める前にFXのリスクは一通り認識しておきたいところです。
この記事では、FXのリスクに焦点を当てて解説します。
(2022年5月3日更新)
FXのリスク
FXで気をつけなければならないのが、レバレッジのかけすぎによるリスクや、借金のリスクです。
ここからはリスクについて順番に解説していきます。
為替変動リスク
FXでは、この為替リスクが最も大きなリスクといえます。
為替レートは様々な要因によって刻一刻と変動しているため、取引時には常に大きなリスクにさらされています。
また、海外で大きなニュースが報道されると、為替が一気に変動して大きな損失を被ることがあります。
為替レートの変化には細心の注意を払う必要があります。
金利変動リスク
通貨には金利というものが設定されています。
経済が好調ならお金に対する需要が増え、金利は上昇します。
異なる2国間の金利差が縮小すると、スワップポイントが少なくなり、収益が減ることにつながります。
レバレッジによるリスク
FXの醍醐味は、レバレッジをかけることによって自己資金以上の取引ができることです。
しかし、レバレッジをかけすぎると、損失が出たときにその損失が数倍に拡大し、大変なことになります。
レバレッジのかけすぎは身を滅ぼしますので、くれぐれも注意しましょう。
強制決済されるリスク
FXは、含み損が証拠金の一定割合以上に達すると、FX会社によって強制的にポジションが決済されます。
この場合、決済しなければ損失が確定しなかったにもかかわらず、強制決済によって損失が確定することになります。
強制決済が行われるタイミングは事前に確認することができますので、事前に確認しておきましょう。
流動性リスク
流動性リスクとは、好きなタイミングで通貨の売買ができないリスクです。
日々頻繁に取引される米ドルやユーロなどは流動性が高いですが、マイナーな通貨は取引が少なくなかなか取引が成立しません。
特に相場が急変している時にはいつまでもたっても通貨が売れないため、損失がどんどん拡大する恐れがあります。
スリップページリスク
スリップページは、自分が注文した通りにFXの注文が受け付けられないリスクのことです。
例えば、為替レートの急激な変動や注文の殺到などが理由で、注文がうまく受け付けられないことがあります。
スリップページによって希望のレートで取引できず、損失を抱えることがあります。
システムリスク
FXはインターネットで取引注文を出しますから、例えばFX会社のサーバーがダウンしたり、インターネット回線に不具合が起きた場合には取引がうまくできないことがあります。
なるべく大きくて信頼の置けるFX会社を利用しましょう。
FXの基本を改めて確認しよう
FXのリスクを下げるためには、やはり基本をマスターすることが大切です。
FXとは
FXという言葉は、「Foreign eXchange」を略したもので、日本語で言うと「外国為替証拠金取引」です。
FXの仕組みは、異なる2国間の通貨を取引して、為替レートの差額から利益を上げます。
為替レートは、その国の経済状況や政治情勢によって日々変化します。
FXは、こうした為替レートの変動を予測して売買を繰り返して利益を積み上げていきます。
証拠金を預ける
FXでは、証拠金をFX会社に預け入れることで、その何倍もの資金を取引に回すことができます。
これをレバレッジといいます。
レバレッジを効かせることで、少額の資金でも多額の取引が可能となり、大きな利益を狙うことができます。
スワップポイント
スワップポイントは、保有する2国間の通貨の金利差から利益を得ることをいいます。
例えば、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買った場合、両者の金利の差額を毎日利益として受け取ることができます。
レバレッジのかけすぎには注意
日本では最大25倍までレバレッジをかけることができます。
例えば、証拠金が100万円ある場合、最大2,500万円までの取引が可能となります。
つまり、儲けが出れば大儲けできます。
しかし、損失が出ると、証拠金を超える借金を一気に背負うことになります。
これがレバレッジの恐ろしいところです。
FXで勝つのは難しい
FXは、株式市場などとは異なり公設の取引所がありません。
FX市場は為替ディーラーやヘッジファンドなどの機関投資家が参加して取引を行なっています。
こういった機関投資家は投資そのものに精通していますし、取引する金額も個人ではとても太刀打ちできない金額となります。
市場参加者が少ない時間帯では、プロの投資家が大量の資金を動かしてFXの相場を支配することも可能です。
この場合、操作された相場に気づかずに騙された個人投資家は、大きな損失を抱え、それがまるまるプロの投資家の利益となります。
FXはゼロサムゲーム
FXというのは、敗者が失った資金の合計が勝者の得た資金と等しくなるゼロサムゲームです。
つまり、勝者の影には必ず敗者がいる投資なのです。
よって、FXの相場というのは「騙し合い」の要素を多く含んでいます。
相場が動かないとプロの投資家が困ってしまうため、意図的に相場を変化させて、個人投資家からお金を巻き上げようとします。
FXで失敗しないポイント
こちらでは、FXのリスクを踏まえ、FXで失敗しないポイントをまとめてみました。
リスクに注意する
FXでは上述した通り様々なリスクがあります。
こういったリスクの存在を事前に認識し、その対策をして取引を始めるようにしましょう。
資金状況を確認する
FXでは、証拠金が一定額を下回ると強制決済が行われます。
そのため、自分の資金の状況を常に確認しておくことが大切です。
注文方法を使い分ける
FXの注文方法には、逆指値注文、IFD注文、OCO注文など様々な注文方法があります。
こういった注文方法を理解し、状況によって使い分けるようにしましょう。
まとめ
ここまで、FXのリスクについてご紹介してきました。
ここで挙げたリスクを参考に、安全にFXを進めましょう!