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ETF(上場投資信託)

【保存版】ETFのデメリットとメリットの解説

投資信託の勉強をしたことがある人なら、「ETF(上場投資信託)」をご存知の方も多いと思います。

ETFは投資信託の一種ですが、株式と同じようにいつでも取引が可能で、信託報酬も非常に安いため、おすすめな投資です。

今回は、そんなETFについてご説明しますので、あなたの投資の参考にしていただければ嬉しいです。

(最終更新日:2018年7月10日)

ETF(上場投資信託)の基礎知識

そもそもETFとは、どういう仕組みなのでしょうか??ETFの基礎知識を徹底解説します。

ETFとは

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、日本語でいうと「上場投資信託」です。

ETFは、TOPIXなど特定の株価指数に連動することを目的に運用されている投資信託で、通常の株式と同様に市場で売買可能です。

ETFはいつでも売買できる

ETFは取引所に上場され、通常の株式と同様にいつでも売買可能です。

ETFの価格は、通常の投資信託のような1口当たりの純資産額(基準価額)ではなく、取引所での需要と供給によって決まる市場価格です。

そのためETFの価格は、純資産価値以上になることもあれば、それ以下になることもあります。

国内ETF

国内ETFとは、日本株を中心に投資しているETFです。

国内ETFは設定されている本数が少ないこともあり、それぞれのETFの間には、運用成績にほとんど差がありません。

国内ETFはあくまで日本株にのみ投資しているETFですので、購入を検討する場合には、海外ETFや債券を組み合わせるなどして分散投資を進める必要があります。

海外ETF

海外ETFは、海外の証券取引所に上場しているETFです。

海外ETFは設定されている本数が豊富で、中には全世界に分散投資しているETFもあります。

国内ETFのように国内の指数だけに連動しているわけではないので、勘違いしないようにまししょう。

ETFのメリット

運用コストが安い

ETFは通常の投資信託と比べて信託報酬が安いメリットがあります。

例えば、中には信託報酬が「0.06%」のものも存在するぐらいです。他にも0.1%を切るファンドはいくつもあります。

通常の投資信託の手数料がせいぜい0.3〜0.6%ほどですから、この手数料がいかに安いかお分かりいただけると思います。

ある程度まとまった投資資金があるのでしたら、投資信託ではなくETFを購入することをお勧めします。

売買が容易にできる

ETFは取引所が空いている時間帯ならいつでも取引可能ですから、好きな時に売買することができます。

また、株の取引と同様、指値注文、成行注文、さらには信用取引も可能ですから、取引の幅がかなり広いといえます。

通常の投資信託ですと、基準価額は1日に1回だけしか更新されませんし、取引時には基準価額が分からないため、場合によっては望まない価格で投資信託を取引しなければならないこともあります。

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ETFのデメリット

ETFには多くのメリットがありますが、やはりデメリットもあります。

売買手数料がかかる

ETFを購入する際には、株を購入するときと同様に売買手数料がかかります。

そのため、ETFに投資するなら、なるべく売買回数を少なくして、一回あたりの取引金額を大きくすることが大切です。

そうしないと、せっかく信託報酬が安くても、売買手数料でそのメリットが相殺されてしまい、通常の投資信託と費用面では変わらなくなってしまうからです。

できるだけ1回でETFを購入できるように、ある程度まとまった資金を準備してからETFを購入しましょう。

自分で再投資をする必要がある

ETFは、株式投資と同じように配当金が出ることがあります。

普通の投資信託なら、この配当金を自動的に再投資に回すことができますが、ETFではそれができません。

再投資したいのなら、あなた自身でETFを追加購入する必要があります。

市場価格と実際の価値に差が生じる

ETFの価格は、普通の投資信託のように純資産価額で決まるわけではなく、市場での需要と供給によって決まります。

そのため、実際の価値以上の金額でETFを購入することもありますし、逆に実際よりも安く購入することがもできます。

このように、ETFは市場価格と実際の価値の間にどうしても差が生じてしまうデメリットがあります。

ETFに投資する前に知っておきたいこと

購入は一気にまとめて行う

ETFを購入する際には、何回にも分けて細かく購入するのではなく、一回でまとめて購入するようにしましょう。

何回にも分けてETFを購入すると、取引の度に売買手数料が発生し、信託報酬が安いというETFのメリットが台無しになってしまいます。

再投資は自分で行う

デメリットのところでご説明した通り、ETFの配当金は、自動的に再投資に回ることはなく、あなた自身でその都度買い増しをする必要があります。

なお、買い増しをする際には、ある程度まとまった資金で購入しないと、売買手数料で損しますので注意しましょう。

リレー投資

ETFに投資するなら、少額でコツコツ投資するのではなく、ある程度まとまった金額で投資した方がいいです。

そのため、資金が貯まるまでの間、普通の投資信託で投資を進めていって、ある程度の金額になったら、ETFに乗り換えるといいでしょう。

これを「リレー投資」といいます。

購入手数料が無料の投資信託でお金を増やし、それを信託報酬の低いETFに移し替えて投資を進めるリレー投資は、非常に合理的といえます。

長期的に資産を増やしていきたい方にはおすすめな投資方法です。

ETFのメリットとデメリットのまとめ

ETFを利用すれば、割安な信託報酬で長期的に資産形成可能です。

興味を持ったあなた、ETFへの投資を検討してみてください!

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