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金投資にはどんなリスクやデメリットがあるの?おすすめの投資方法を知ろう

世界的に有事のリスクが高まると、リスク回避のため、投資家の間で「金」をはじめとした資産へお金が集まります。

実際、現在も世界的にリスクが高まっており、金へ資産を移し始めている投資家が多くなってきています。

この記事では、そんな金への投資についての基本と、メリット・デメリットを解説していきます。

(最終更新日;2022年4月5日)

金投資にはどんな種類がある?

種類
  • 金地金(金の延べ棒)
  • 純金積立
  • 金ETF
  • 金先物取引

金地金(金の延べ棒)

金地金とは、いわゆる金の延べ棒のことで、金地金は基本的に500gです。

金が1gで4,800円だとすると、金地金一つで240万円もすることになります。

金地金を購入すると、実際に「金」を保有することになるため、保管場所の確保が必要になり、貸金庫なども視野に入れた方がいいでしょう。

また、金地金は500g以下で購入することも可能ですが、この際、別途バーチャージと呼ばれる手数料を支払う必要があります。

バーチャージとは、500gの金地金をより小さく加工する際にかかる費用ですね。

まとまったお金があるのなら金地金を購入するのもありですが、普通の投資家は、純金積立などで少しずつ金を購入するのが現実的でしょう。

純金積立

純金積立とは、毎月一定額のお金を積み立てながら、金を購入していくことをいいます。

毎月数千円から積み立てができるため、少額から始められるメリットがあります。

また、純金積立をすることで、ドルコスト平均法のメリットを受けられます。

つまり、毎月一定金額の純金を積み立てることで、普通に金を購入するよりも平均購入単価を引き下げることできます。

純金積立の際に忘れてはいけないのが手数料で、購入額の数%が手数料として差し引かれますので、なるべく手数料の安い会社を選ぶといいでしょう。

なお、純金積立の管理方法には2種類あります。基本的には安全性の高い「特定保管」を選択するのがオススメです。

特定保管

特定保管とは、顧客の純金と、純金積立をしている会社の資産を完全に分離している保管方法です。

この保管方法の場合、万が一会社が倒産しても、顧客の資産は守られることになります。

消費寄託

消費寄託では、純金の名義人は純金積立会社となっており、投資家は、その会社に対して純金の債権を保有しているイメージとなります。

積立会社が倒産すると、純金の一部または全てが戻ってこない恐れがあります。

消費寄託の純金積立を利用する際は、その会社がどれだけ信頼できるかを調べるようにしましょう。

金ETF

金ETFは、金の価格に連動するETF(上場投資信託)です。

金ETFは、金そのものに投資するわけではありませんが、金ETFの価格が金の現物価格と連動するため、金に投資しているのと同じ効果を得ることができます。

また、金ETFは数万円程度から購入することができます。

投資初心者は、金ETFが一番取り組み始めやすい投資といえます。

金先物取引

金先物取引は、その名の通り金の先物取引です。

委託証拠金を事前に預けることで、証拠金以上のお金を取引できます。レバレッジが効くので、より大きな利益を狙うことができます。

ただ、先物取引は玄人向けの投資ですので、投資初心者にはあまりおすすめできません。

金投資のメリットは?

価値が普遍的

金投資の一番の魅力が、その価値が変わらないことです。

金は不動産と同じく実物資産のため、その価値がゼロになることはありません。

金は他の金属のように酸化しないですし、埋蔵量にも限りがありますから、その価値は長期的に安定しています。

さらに、株や債券とは違って、金の価値は世界中どこに行っても変わることはありません。

「有事の金買い」というものがありますが、これは金の価値が安定しているため行われる行動です。

紛争が起きた時や金融危機が起きた際には、通貨や株などの資産から、金を買う動きが活発になります。

インフレに強い

金はドルや円などの法定通貨よりも信用力があり、インフレにも強いです。

インフレ時には通貨の価値は下落しますが、金は実物資産のため、むしろその価値は高まります。

金はインフレにも強い資産なのです。

他の資産とは違う値動きをする

金の特徴として、他の資産とは違う値動きをすることがあります。

例えば、金融危機の勃発により他の資産の価値が下落したとしても、金の価値が下がることはありませんし、むしろ有事の金買いでその価値は上昇するでしょう。

他の資産と値動きが異なるため、リスク回避先として金投資を検討するといいでしょう。

金投資のデメリット

リターンが小さい

金投資のデメリットとして、リスクが低いからこそ、リターンが小さいことが挙げられます。

他の投資でしたら、値上がり益だけでなく配当金や利子の支払いがありますが、金にはそのようなものがありません。

安全資産であるからこそ、その裏返しとしてリターンが小さいのです。

為替の影響を受ける

金は為替レートの影響を受けます。

世界中で取引されている金は、ドル建てで取引が行われます。

ということは、円安になるとその価値は上昇しますが、円高になるとその価値は下落する特徴があります。

為替レートの変動には注意しましょう。

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金投資のまとめ

現在、世界情勢はかなり緊迫した状態にあります。

有事の金買いという言葉がある通り、現在は金への投資を検討した方がいい状況なのかもしれませんね。

安全な投資先として、金への投資を考えてみてはいかがでしょうか?

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