新規公開株(IPO)の正しい投資方法とは?
新規公開株への投資(IPO投資)は、株式投資の中でも高確率で利益を上げられる投資方法で、多くの投資家の間で非常に人気があります。
この記事では、そんな魅力たっぷりのIPO投資について解説していきますので、IPO投資への理解を深めてください!
(最終更新日:2022年7月17日)
IPO投資の基本と魅力
新規公開株(IPO)とは
IPO投資の説明に入る前に、新規公開株とは何かについて、解説していきます。
そもそも新規公開株とは、新しく市場で公開される株式のうち、公募価格で販売されるものをいいます。もっと簡単にいうと、新規上場企業の発行する株のことです。
ちなみに、IPOとは「Initial Public Offering」の頭文字をとったもので、日本語に直すと「新規公開株」となります。
新規公開株への投資はなぜ儲かるの?
では、なぜ新規公開株への投資は儲かるのでしょうか?
そもそも新規公開株を発行する企業側としては、発行した株式を全て確実に売り切り、資金を調達したいと考えています。
IPO株を全て売り切るため、株が売りに出される公募価格は、通常よりも安い値段がつけられることが多くなっています。
このように、公募価格は予想される株価よりも低く設定されていますから、IPO株は高い確率で高値で売ることができるのです。
これが、新規公開株への投資が儲かるカラクリです。
ちなみに、IPO投資で儲かる確率は7割以上と言われています。
新規公開株で利益を上げる方法
IPO株の申し込みに当選した人には、その企業が上場する前にIPO株が手渡されます。
上場当日になると、市場で株価が付き(初値)、この株価が公募価格よりも高い場合には、新規公開株を市場で売却することで利益を得ることができます。
過去の経験からいうと、初値が公募価格を上回るのは、7割以上の確率と言われています。
つまり、新規公開株への投資は、高い確率で利益が狙えるのです。
新規公開株の買い方
新規公開株の買い方としては、主に2つあります。
①証券会社の抽選で当てる
新規公開株を買う一番ポピュラーな方法が、証券会社の抽選を通じて購入する方法です。
新規公開株への投資が儲かることは、すでに多くの投資家が知っていること。
そのため、新規公開株が発行される際には、多くの投資家が購入に殺到することになり、抽選になることがほとんどなのです。
新規公開株は、証券会社を通じて申し込みの手続きを行います。
当選確率を上げるためには、複数の証券会社に口座を解説し、それぞれの証券会社から申し込みをするといいです。
②証券会社に融通してもらう
新規公開株の購入方法は、何も抽選だけではありません。
証券会社の担当者と馴染みがある場合には、新規公開株を融通してもらうこともできます。
ただし、この場合には、その証券会社に相当のコネがないといけません。
普通の個人投資家が行うには、非現実的な方法といえます。
IPO投資のリスク
IPO株の抽選に当たりづらい
IPO投資はたしかにオススメですが、IPO株の抽選の際には申し込みが殺到し、抽選になかなか当たりづらいというリスクがあります。
当選確率を上げるためには、複数の証券会社に口座を開設し、それぞれの証券会社からIPO株に申し込むことです。
IPO株は各証券会社ごとに割り振られるため、それぞれの証券会社から申し込めば、当選確率は上がります。
また、主幹事の証券会社に申し込むの手です。IPO株は複数の証券会社に割り振られますが、その多くは主幹事の証券会社に割り振られます。
そのため、主幹事の証券会社からIPO株を申し込めば、それだけ当選確率を上げることができるのです。
公募割れすることがある
IPO投資は勝率が高いといえますが、まれに上場銘柄の人気が出ず、株が売れ残ることがあります。
こうなると始値が伸びず、公募価格を下回ることもあります。
公募割れするかどうかを判断するためには、上場予定の企業が世間で注目されているのか、業績や評判はどうなっているか、こういった情報を確かめておく必要があります。
IPO株は乱高下が激しい
IPO株が上場したての頃は、株価が上下しやすく、安定しない特徴があります。
IPO株の鉄則としては、上場して初値がついた時点で、即、株を売却することです。これで株価の変動リスクは回避でき、およそ7割の確率で利益を上げることができます。
また、株価が乱高下することを利用して、しばらく株を持ち続けるのもありです。
中には株価が1ヶ月で2倍をつける企業もあります。業績や評判がいい優良企業の銘柄を対象に、挑戦してもいいかもしれません。
IPO投資のまとめ
いかがでしたでしょうか??
株式投資というとリスクが高そうに思えますが、IPO投資は堅実に利益を上げられる投資方法なのです。
興味を持った方は、ぜひIPO投資にチャレンジしてみてくださいね!