スキャルピングのコツや手法とは?勝つためにテクニカル分析を知ろう!
あなたは「スキャルピング」という取引手法をご存知でしょうか?
スキャルピングとは、デイトレードよりもさらに短い期間でトレードを行う投資スタイルです。
この記事では、スキャルピングの基本から始まり、メリットや注意点について解説していきます。
(最終更新日:2022年4月24日)
FXのスキャルピングの基本
スキャルピングとは
そもそも「スキャルピング」とは、インディアンの「頭皮を剥ぐ」という風習が語源です。
薄く剥ぐという意味から転じて、投資において薄い利益を積み上げて稼ぐ手法をスキャルピングと呼ぶようになりました。
スピード重視で取引する
スキャルピングの取引時間は、数十秒から数分といった非常に短いものです。
ポジションが短いため、価格の変動幅が抑えられ、それだけリスクを軽減することができます。
取引一回あたりの利益は小さいですが、取引を何回も行うことで、利益を積み上げていくスタイルです。
デイトレードやスイングトレード
FXには、スキャルピング以外にも、デイトレードやスイングトレード、ポジショントレードといった取引手法があります。
しかし、これらの取引手法と比べても、スキャルピングは利益確定までが非常に早いです。
取引時間が短いため、為替変動の影響も限定的され、レバレッジを使って大きな利益を狙っていくことも可能です。
ただし、他の投資手法と比べて1回あたりの利益が非常に少ないため、それだけ取引を多くこなす必要があります。
なお、もともとスキャルピングという投資手法はありませんでしたが、インターネットの普及によって、それが実現しました。
スキャルピングのメリット
スキャルピングには一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここから詳しく解説していきます。
相場の影響をほとんど受けない
スキャルピングはそもそもポジションを長く持たないため、相場の変動やトレンドの影響をほとんど受けません。
もしも相場とは違ったポジションを持っていても、短期間のうちに損切りすることができるため、損失のリスクを最小限に抑えられます。
短期間でも結果が出せる
スキャルピングはとにかく短い時間で利益を積み重ねていく取引ですので、短期決戦型のスタイルです。
そのため、サラリーマンや主婦で時間が取れない人でも、例えば夜の1時間だけの取引でも利益を上げることができます。
相場を持ち越すことがない
スイングトレードやポジショントレードをしていると、ポジションを翌日まで持ち越す必要があるため、相場の変動が気になって夜も寝付けないということがあります。
その点、スキャルピングはポジションを持ち越すことがないため、メンタル的に優しく、夜も安心して寝られます。
取引回数をこなすため、経験値が早く詰める
スキャルピングはとにかく取引回数を多くこなすため、経験値が早く詰めるメリットがあります。
基本的には同じようなトレードパターンの繰り返しのため、自分の取引の問題点などを把握しやく、経験を積みやすいといえます。
自動取引もできる
一定の値幅で相場が上下を繰り返すレンジ相場にいると、上昇と下降の始まりさえ分かってしまえば、自動取引をすることも可能です。
現在では自動取引用のソフトも販売されていますので、自動取引を設定することで、時間を取られることなく自動的に取引することができます。
スキャルピングの注意点
スプレッドの影響を受けやすい
スプレッドとは、要は取引を行うときにかかる手数料です。
スキャルピングはとにかく取引回数が多いため、それだけ取引手数料が膨らんでしまうデメリットがあります。
スプレッドが広い会社を選ぶと利益が出にくくなるため、スプレッドが狭いFX会社を選ぶようにしましょう。
瞬時の判断力が必要とされる
スキャルピングは、何と言っても一瞬の判断力で勝負が決まります。
つまり、一瞬の迷いで決済ができず、利益を取り逃すこともあるのです。
自分独自の取引ルールを決めておくことに加え、素早い判断力が必要とされます。
インターネット環境も大切
スキャルピングをする際には、インターネット回線の安定性も大切です。
もしも取引中に回線の不具合があると、利益を逃して損失を被る可能性があります。
有線回線での取引をメインにし、念のためサブ回線を用意するなどの環境を整えることが大切です。
口座凍結の恐れがある
スキャルピングをしていると、FX会社によっては口座凍結される恐れがあります。
さて、スキャルピングには「分スキャルピング」と「秒スキャルピング」の2種類があります
分スキャルピングは決済までに数分かける取引のため、そこまで問題はありません。
ところが、1分以内に何度も取引を繰り返す秒スキャルピングの場合、FX会社側のサーバーへの負担が大きくなるため、最悪の場合には口座を凍結される恐れがあります。
特に自動取引を利用している場合には注意が必要です。
スキャルピングを始めるにあたって
スキャルピングには様々なメリット・デメリットがありますが、やはり投資初心者がいきなり利益を出すのは困難でしょう。
まずは他の取引手法から始めて経験を積み、慣れてきてから環境を整備し、スキャルピングを始めた方がいいでしょう。