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個人向け国債

個人向け国債のメリット・デメリット、10年ものと5年ものの違いを知ろう!

おそらく多くの人が「個人向け国債」という言葉を聞いたことがあるでしょう!

しかし、聞いたことはあっても、実際に投資をしている人はあまりいないのではないでしょうか??

今回は、そんな個人向け国債について、簡単にまとめてみました。

あなたも是非、個人向け国債を検討してみてはいかがでしょうか??

(最終更新日:2022年4月29日)

個人向け国債のキ・ホ・ン


個人向け国債を解説する前に、そもそも国債とは何なのかを押さえましょう。

そもそも国債とは?

国債とは、国の発行する債券のことを言います。

国債の発行は法律に基づいて行われ、利子や元本の支払いは国が責任をもって行います。

国債を発行したお金を元に、国が国民の生活を豊かにするために様々な活動を行います。

なお、基本的に日本国債がデフォルト(債務不履行)になる可能性は低いですが、戦後日本は預金封鎖をした経緯もありますので、今後の動きに注意が必要です。

それでは個人向け国債とは?

個人向け国債というのは、個人の国債保有を促進するために導入された商品です。

1万円単位で始められ、中途換金もできるなど、個人でも購入しやすいよう様々な工夫がされています。

また、発行は毎月ごとに、そして年12回も行われています。

多くの証券会社や銀行、そして郵便局で購入できるため、利便性も高いといえます。

個人向け国債の種類


個人向け国債は3種類に分類されます。

変動10年

半年ごとに適用利率が変更になる変動利率型の国債です。

満期は10年です。

変動金利の場合、将来金利が上昇した場合には、大きな利益を上げることができます。

逆に金利が下がった場合にも、最低金利(0.05%)が保証されているため、その金利より低い金利になることはありません。

金利が変動しますので、インフレ対策をしたい人向けの商品といえます。

固定5年

この商品は、発行時に設定された利率が満期まで適用される固定金利です。

満期は5年です。

利率が一定のため、投資プランが立てやすいメリットがあります。

固定3年

「固定5年」と内容は同じですが、こちらは満期が3年です。

個人向け国債のメリット


ここからは、個人向け国債のメリットを見ていきましょう。

リスクが低い

個人向け国債のメリットは、何と言ってもリスクが低いことでしょう。

その理由は、国債を発行しているのが日本であり、国が破綻する可能性は極めて低いからです(と言われています)。

また、国際は保護預り分として日本銀行などで分別して保管されていますので、たとえ金融機関が破綻しても確実に返金してもらえます。

金融商品の中でもっとも安全な商品といえます。

小額から投資できる

個人向け国債は、実に1万円という小額から投資できるメリットがあります。

通常の債券の場合には、こんなに少ない金額で投資できることはほとんどないでしょう。

つまり、手元の余裕資金で手軽に投資できるといえます。

変動金利型ならインフレ対策になる

こちらは「変動10年」の国債を購入した時の話ですが、インフレ対策をすることができます。

固定金利の場合は、インフレによって金利が上がっても、国債の利率が上がることはありません。

変動金利の場合には、金利が上昇するのに応じて、国債の利率も上がり、受け取る利息も増えます。

個人向け国債のデメリット


メリットばかりの国債ですが、デメリットもあります。

発行後一年間解約できない

個人向け国債は、発行されてからの一年間は解約できません。

そのため、国債を購入する場合には、手元にある程度の余裕資金を残しておくようにしましょう。

途中解約する場合にはペナルティがある

個人向け国債は、発行されてから1年経過すれば途中で解約ができます。解約時に手数料はかかりませんが、中途換金調整額というペナルティがあります。

ただし、これが引かれても、基本的には元本割れになることはありません。

リターンが少なすぎる

現在の固定金利型の個人向け国債の利率は、税引き後で0.039%となっています。

本来、基準金利はマイナス金利となっていますが、最低金利である0.05%が適用されています。

仮に100万円分の固定金利型個人向け国債を購入した場合、毎年受け取れる利息は390円です。

いくら安全性が高いといっても、この程度の利息では全く割に合いません。

国債のデメリットは、安全であるがゆえにリターンが少なすぎることで決まりでしょう。

まとめ


以上、個人向け国債について見てきました。

個人向け国債に3種類もの商品があることを知らなかった人も多いのではないでしょうか??

私も調べる前は知りませんでしたのでご安心ください。

興味がある方は、ぜひ個人向け国債にトライしてみてください!

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