なぜ海外ETFはおすすめなの?メリット・デメリットとは
あなたはETFをご存知でしょうか?
ETFは本当にメリット盛りだくさんの投資ですので、これから投資を始めようと思っている人にはぜひオススメしたいことろです。
この記事では、そんな魅力たっぷりのETFについて、解説していきます!
(最終更新日:2022年7月2日)
ETF(上場投資信託)の基本
まずはETFの基本から解説していきます。
ETFとは
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、日本語でいうと「上場投資信託」といいます。上場投資信託という言葉から分かる通り、市場に上場している投資信託のことをいいます。
ETFには株式のように証券コードが割り振られており、証券会社を通じて自由に売買することができます。
また、ETFはTOPIXや日経平均株価などの指数(インデックス)と連動するようになっているため、インデックスファンドと同様、運用成果が把握しやすいメリットがあります。
信託報酬が安い
ETFの一番のメリットは、信託報酬が非常に割安であることが挙げられます。信託報酬の水準は、低いもので0.1%を切るものもあるぐらいです。
これほど信託報酬が低い投資信託を探そうと思っても、存在しないでしょう。
ETFの信託報酬の安さは、長期投資の際に大きな威力を発揮します。
ETFはいつでも取引できる
ETFは株式投資と同様、成行注文や指値注文を行うことが可能です。そのため、取引の幅もかなり広がります。
一方、通常の投資信託の場合、注文を出しても取引価格がすぐに分からないデメリットがあります。場合によっては、自分が予想もしなかった価格で、取引が成立することもあります。
ETFの注意点
メリット盛りだくさんのETFですが、注意しておきたい点もいくつかあります。
購入単価が高い
ETFを購入する時に注意したいのが、その購入単価の高さです。
ETFの購入単価は、ほとんどの銘柄が10万円を超えてきます。そのため、普通の投資信託のように少額から投資を始めることができません。
一部の証券会社では自動積立の仕組みも出てきていますが、購入手数料が高く設定されているため、いずれにしろ、少額での投資は向いていないのが現状です。
人気の海外ETFには注意
最近人気の海外ETFに投資する際にも、注意が必要です。海外ETFは高いリターンを狙えるのがメリットですが、海外特有の注意点もあります。
海外ETFは、一般的には外貨建てなのが一般的です。そのため、購入の際、為替手数料がかかります。購入の際には、よく確認しましょう。
また、海外ETFの場合、特定口座を選択できない証券会社もあります。特定口座を選択できないなら、1年間の投資の損益を自分で計算し、確定申告を行う必要があります。
海外ETFに投資する際には、注意しましょう。
海外ETFの特徴
最近人気の海外ETF。ここからは海外ETFの種類と、そのポイントについて解説していきます。
海外ETFとは
そもそも海外ETFとは、海外に上場しているETFのことをいいます。
その魅力は、何と言っても種類が豊富なことです。海外ETFには、世界中の様々な地域を投資対象としているものや、特定のテーマに絞ったETFまで、非常に多くの種類があります。
海外ETFは純資産残高が多い
海外ETFは、純資産残高が多いというのも魅力の一つです。
一般的に、ETFは純資産残高が多い方が流動性が高く、インデックスとの乖離が少ないと言われています。日本のETFには流動性が低いETFもあるため、海外ETFの方が投資には有利とも考えられます。
海外ETFの購入先
海外ETFの購入先は、一部の証券会社に限られています。どの証券会社でも取り扱いがあるわけではないので、注意が必要です。
また、手数料の観点から言うと、ネット証券会社で海外ETFを購入した方が割安でオススメです。
実店舗のある証券会社で口座を開設すると、手数料が高いだけでなく、口座管理費を取られることもあります。
海外ETFへの投資にかかる費用
海外ETFに投資する際には、特有のコストがかかります。よく確認しましょう。
為替手数料
海外ETFを購入する際には、日本円をドルなどの外貨に両替する必要があります。そのため、為替手数料が必ずかかってきます。
売買手数料
国内ETFも海外ETFも、どちらも購入時には売買手数料がかかります。
海外ETFに投資する際には、為替手数料と売買手数料の両方がかかりますから、当然、国内ETFよりも多くの手数料がかかります。
そのため、海外ETFを購入する際には、ある程度まとめて購入した方が、手数料を安く抑えることができます。
このように、海外ETFを始めるにあたって、ある程度まとまった資金を用意する必要があります。
信託報酬
海外ETFには信託報酬もかかります。
ただし、通常の外国投資信託を購入するよりも、海外ETFの方が信託報酬が安いです。
税金
海外ETFにも税金がかかります。
海外ETFの売却益に対しては、日本で20.315%の税金が課せられます。
また、分配金に対しては、アメリカでは10%、日本では20.315%の税金が課税されます。
分配金は日本とアメリカで2重に課税されるため、注意が必要です。ただし、確定申告をすることで、還付を受けることができます。
海外ETFのまとめ
今回はETFの基本と、海外ETFに焦点を当てて解説してきました。
ETFは普通の投資信託と比べても非常に多くのメリットがあるため、オススメです。
興味を持った方は、ぜひETFへの投資を検討してみてくださいね!