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外貨預金

外貨預金のメリット・デメリットとは?

あなたは外貨預金をご存知でしょうか?

外貨預金とは外国通貨で預金を行うことをいい、外国通貨のメリットである高金利の恩恵を受けることができます。

ただし、外貨預金で悩むのが、どの通貨で預金を始めるかです。通貨によって、金利などの特徴が異なるのです。

この記事では、外貨預金の基本と、それぞれの通貨の特徴についてご紹介していきます。

(最終更新日:2022年6月23日)

外貨預金の基礎知識

まずは外貨預金の基礎知識から順番に確認しましょう!

外貨預金って何?

外貨預金とは、日本円ではなくドルやユーロなどの外国通貨で預金をすることをいいます。

基本的な仕組みは、日本円での預金と変わりありませんが、外国の方が日本よりも金利が高いことが多いため、日本で預金するよりも多くの利息を受け取ることができます。

一方、外国通貨で預金をするわけですから、日本円から外貨に交換する際に為替手数料がかかったり、為替レートの影響で元本割れするリスクがあります。

外貨預金のメリット

外貨預金のメリットとして、主に2点ご紹介します。

金利が高い

外貨預金をする一番のメリットは、何よりも金利が高いことです。

例えば、豪ドルの1年もので3%、ニュージーランドドルで4%ほどの金利がつきます(2022年6月)。

これは、日本の低金利と比べたら破格の水準なのがお分かりいただけると思います。

また、為替レートの水準によっては、為替差益を得ることもできます。

日本円以外の資産に分散投資できる

日本の将来の雲行きが怪しい中、日本円だけで資産を持つのはリスクが高いと考えられます。

外貨預金をすることで、日本円以外に資産を分散し、万が一の際でも資産がなくなるのを防ぐことができます。

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外貨預金のデメリット

外貨預金はたしかに高金利で魅力的ですが、やはりデメリットもあります。

為替手数料がかかる

日本円を外貨に、外貨を日本円に交換する際には、それぞれ為替手数料がかかります。

この為替手数料の金額は、かなり高額となっていますので、注意が必要です。

為替手数料がかかるということは、外貨預金を始めた時点で既に損失が発生していることになります。

しかも為替手数料は往復で2回かかりますので、利回り計算の際には漏れのないようにしましょう。

色々な金融機関を比較して、少しでも為替手数料が安いところを選ぶのが鉄則です。

為替差損が発生する可能性

外貨預金は外国通貨で運用するわけですから、為替レートの影響を大きく受けます。

為替レートが円高になった場合、外貨預金の価値は減少し、円安になった場合には、逆に外貨預金の価値は増加します。

外貨預金の運用がうまくいっても、為替差損が発生していた場合にはトータルで収支がマイナスになることもあります。

為替レートを100%予測することは不可能ですので、外貨預金には為替リスクがあることを認識して投資を行いましょう。

外貨預金はどの通貨がいいの

いざ外貨預金を始めるといっても、通貨は山ほどありますので、どの通貨で投資を始めるか正直悩むところですよね。

ここからは代表的な通貨のメリット・デメリットに焦点を当てて解説していきます。

米ドル

最もスタンダートな運用先が、米ドルで、米ドルは基軸通貨ですから、世界中の様々な場面で利用され、流通量も世界一となっています。

為替レートもニュースや新聞で頻繁に取り上げられているため、外貨預金の投資先としても非常にオススメです。

米ドルは流動性が高く、他の通貨と比べても相場の急変が起きにくい通貨です。

ユーロ

ユーロはEUの単一通貨として利用されています。ユーロも米ドル同様に頻繁にニュースや新聞で取り上げられるため、親しみが持ちやすい通貨といえます。

ただし、信用不安が未だ残っているため、長期的な投資には向かないと考えられます。今後の動きに注意が必要です。

豪ドル

高金利通貨として人気なのが豪ドルです。

ただし、オーストラリアは鉄鉱石などの天然資源に恵まれた資源国ですので、資源価格の影響を受けて通貨が変動しやすいデメリットがあります。

ニュージランドドル

豪ドル同様、高金利通貨として有名なのがニュージランドドルです。

豪ドルと同じような値動きをすることが多いと言われています。

南アフリカランド

超高金利通貨として人気があるのが南アフリカランドです。1年もので金利が6%に達する銀行もあります。

ただし、金利が高いということは、それだけリスクが高いということです。

南アフリカランドは流通量が少なく、それだけ為替の変動幅が大きくなりがちです。政情も不安定なため、ハイリスクな運用先といえます。

外貨預金の通貨選びで知っておきたいこと

最後に、外貨預金で通貨を選択する際の注意点について解説していきます。

流通量の少ない通貨には注意

米ドルやユーロと比べて流通量が少ない通貨に投資する際には、為替レートが大きく動くことがあるため注意が必要です。

高金利なのに気を取られ預金を始めても、満期時に為替レートが大きく円高に振れていたら、せっかく高金利で運用したのが水の泡です。

超高金利通貨に投資したくなる気持ちも分かりますが、投資初心者のうちは自制した方が身のためでしょう。

よく注意して通貨を選択しましょう。

複数の通貨に投資するのもアリ

外貨預金をする際には、何も一つの通貨だけを選択する必要はなく、複数の通貨を選択して別々に投資してもいいのです。

その場合、米ドルやユーロで安定運用しつつも、例えばオーストラリアドルなどに分散投資することが考えられます。

こうすることで、投資のリスクを減らすことができるのです。

主要通貨とマイナー通貨を組み合わせるといいでしょう。

外貨預金のメリット・デメリットのまとめ

今回は外貨預金の通貨に焦点を当てて解説してきました。

通貨選びは外貨預金で非常に重要なポイントとなりますので、ぜひ色々な通貨を比較し、あなただけの理想の通貨を見つけてください。

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